サハラ砂漠でシュラフにくるまって見上げた夜空の星が、クラマエと私で数がかなり違っていた。近眼のクラマエと、当時視力1.5のわたしはそれを知って、かなり感動した。 以来、「いくつ見えてる?」と訊いてから、夜空にある星の話をする。 わたしの眼球に…
一昨年の今頃だったでしょうか、ディジュリドゥの音が聞こえる朝がつづいた。それはたいそう単調な音だったけれど、風に揺さぶられて優しく脹らんでいて心地よかった。それがまたかすかに聞こえるものだから、たいそう貴重に感じられ、聞きのがすまいと心待…
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