レモングラスの苗をゲット!


 ようやくレモングラスの苗を見つけました。

 この四月下旬より、あちこちの園芸屋を尋ねまわるも、
「今年はまだ入ってこないねー」の返事を聞くばかり。
 何件かの園芸屋では、
「あぁ、猫よけね。去年はやったけど、今年は見ないねー」と言われました。

 なんですかー? その「猫よけ」って!?

 どうも、昨年、そしてそのまた前の年、庭先につけられる猫のマーキングの臭いを嫌う人たちの間で猫対策の一計として、レモングラスがもてはやされていたらしいです。

 知らなんだ、そんなこと。

 猫は柑橘系の匂いを嫌う、という話はずっと昔に聞いた。そう聞いたから、飼い猫ビー助の鼻先にわたしのオレンジジュースを近づけたら、舐められた。それならトマトジュース(レモン入り)は、どうじゃっ! とやったら、これも舐められた。だから、レモングラスが本当に猫よけになったのか、その真偽は疑わしい、とわたしは推測する。

 そうそう、そのビー助が鳴き騒いでうるさいとき、羽交い締めにしてワインを飲ませたことがあります。酔っぱらって寝てくれたら静かに仕事ができるのに……と締め切りを前にしてストレスを猫にぶつけたのですが、猫は酔っぱらわないのでしょうか? 千鳥足になることも、酔いつぶれることもなく、ケロッとしておりました。


 このレモングラスですが、その名のとおり酸味があって冬の鍋料理に入れると、これがよく合うのです。タイ料理のトムヤムクン(ちなみにわたしは、この料理をとみやま君と呼んでおります)に入っているモノですが、鍋料理にユズとかポン酢の酸味が合うのと同じですね。出汁をとるとき、レモングラスも一緒に入れちゃっているのですが、どっちかっていうと、肉系より、魚介類の具が合いますね。

 レモングラスの苗は鉢植えより地植えの方が苗が大きく育つようですが、冬場はまた鉢に戻して家の中で越冬させると、翌年もちゃんと育つと聞きました。まだ先の話ではありますが、次の冬に鍋にレモングラスをお試しあれ。