節目。


突如、便秘体質になった。
 それまでは少なくとも日に三回ほど、それも朝に集中して行っていた。一日に五回も六回も行く日があって、カラダが小さいわりによく食べるので、収まりきれない分がずんずん押し出されてくるんだと推測していたのですが、ここ一カ月半ほど、あまり押し出されてきません。

 朝早くに出かける日は、最低でも二時間くらい前に起きて、出すものだしてから家を出ます。なのにあれだけ出しても、まだあった……と電車を途中下車することもたびたびあって、駅まで徒歩20分の道中に、コンビニに駆け込んだりもします。途中にある公園のトイレもチェック済みです。
 長年この面倒がくさい体質で朝早いお出かけに大騒ぎしまくってきたのですが、三月半ば頃から、突如毎日出るとはかぎらなくなって、朝のお勤めが減って喜んでいます。
 いいんだろうか?

 わたしのカラダに良くも悪くも(ほとんどこっちですが)変化が訪れるのは決まって春で、二回の入院手術となったのも春だったし、飛蚊症が出たのも春で、嫌なことは春とともにやってくる。春は鬼門です。
 四月生まれだから、カラダの節目が春なのでしょう。そう思うと、謎がいろいろ解けます。今年もやって来たわたしの誕生日は「旅行人春号」の制作まっただ中で、自分でケーキを買ってきて、それを片手に仕事をしてた。それで遅ればせながら誕生日のプレゼントとやらを、昨日買いました。
 これから残された人生、テレビを見ながら寝てしまうことがないよう、座椅子を買うことを許可してもらいました。横になるとすぐに寝てしまう体質のせいで、結末を知らない映画が多数たまってしまったので、その対策です。
 それにしても結末を知らないで残念なのはわたしなのに、寝てしまうことをクラマエにいつも怒られるのが、納得いかない。寝てしまって悲しいのはわたしなのに。
 どうも、そういうふうに寝てしまうと、わたしはいびきをかくらしい。

 誕生日のちょっと前から、食生活をかえました。いつまで続くのかわかりませんが、朝飯と昼飯をご飯でしっかりと食べ、夕飯は果物とかパンとか、調理なしのメニューにかえました。
 『インドな日々』の流水りんこさんとこのケララバワンにカレーを食べに行ったら、夫のサッシーさんがスッキリしていて、訳を聞くと、夜遅くに夕飯を食べていたら糖尿病になってしまい食生活をかえたと言ってました。
「四〇過ぎたら四〇前と同じ食生活してちゃダメです」はサッシー氏の弁。
 もうすぐハーフセンチュリーを生きる身……と食生活をあらためてみました。

 家に帰ってお茶一杯飲むことなく手順を考えての夕飯作り……を長年してきたのですが、それからの解放は、タバコをやめたときの解放感に似ています。週末の夕飯は、早めに食べて有りです。そうすると今年の冬は鍋は週末にしかできなくなるな……とか思ったりもするのですが、いつまで続くのでしょう。温かいご飯をお昼に食べたくて、保温機能付きの弁当箱を買っちゃたしな。昨日、クラマエがカレーをつくったのですが、あれはいつ食べよう?