そろそろ始動せねば。

 学ばないアタマが自業自得ってやつで、頭痛がつづいた。
 自分の愚かさにアタマイタイってところだが、実際にわたしの上に乗っかっている頭が痛い。

 ここ数年、計画だけしていて実行されないでいたワックスがけを、昨年末に決行した。それで、化学物質にやられて暮れから頭痛がつづいていた。7年前は塗っても大丈夫だったのに、その残りを床に塗ったのだ。缶の中のワックスは水分とセメダインみたいなペースト状のモノに分かれていたので湯煎して合体させよう試みたがダメだった。雑巾にセメダインみたいなままのワックスを乗せて床に延ばしたが、延びず、なんてこった。
 ふ〜。
 年末、夜明け前に起きて、まず床のワックスと汚れ落としからからはじめて、なんということでしょう。オソージ嫌いのわたしがらしからぬことやって、天罰をあてられたとでもいうのだろーか。

 オソージガカリさんからとめられていたのに、思いついたらすぐにやらずにいられない性格が災いした。それとも、ケチった7年前のモノってのがバツだったのか? 寒くって忙しい年末の早朝3日分を無駄にした。

 人は年月を経て、そして経験をふまえて成長していくとはかぎらないのだな。そうなんだ。月日も経験もそれらはニュートラルなもので、それに意味を与えるのはわたしなんだ。だから木から落ちるリンゴを見たのはニュートンさんが最初だったわけじゃないし、その前にもたくさんのリンゴが木から落ちていた。風呂から溢れる湯だってそうだ。
 そんな大げさな話ではない。
 今年は年始めからアタマだけじゃなくってイがイタくなるようなことがつづいて食欲が落ちて体重が1キロ減ったけど、ぐでぐでカラダを休めていたらすぐに体重は元に戻った。アタマでの記憶力は落ちているというのに、カラダは律儀に元に戻る。その数値は忘れて、減ったままの体重でいてくれたらいいのに。

 これからはじまる月日と経験に「試み」を感じる。ちょっとブルーです。