うちの花束。

 お天気の良い日がつづいて庭に花がたくさん咲き、野原度が増している。花の色は黄色ばかりで、それらにも名前があるはずなんだが、タンポポ以外はその名を知らない。露草は知ってる。花はまだだが、増えだしている。これなら畑の野菜もぐんぐん育っていることでしょう。

 母が近所の苗屋が店じまいをして不便していると言う。それで遠くまで買いに行ったら、トマトの苗がひと株200円もしたとびっくりしていた。野菜も高いが、苗も高騰しているようだ。
 で、近所の農協脇の野菜マーケットでもいろんな苗を売っているので覗いてみたら、トマトの苗は120円だった。
 へ〜、静岡の田舎より東京の田舎の方が安いんだ。鹿児島の田舎より練馬の方が野菜が安いってオソージガカリさんが言っていたけど、そーなんだー。
 そういえば、沖縄の西表島に住んでいた友人が「ここは野菜が高い」って言っていた。ほとんどの野菜が遠くから運ばれてくるので、輸送費がかさんでいるんだそうな。それでサカナは売られていないので、船を持つご近所さんからのおすそ分けを待つか、自分で釣るしかないと夜ごと桟橋で魚釣りに励んでいたが、たまに釣れると言っていた。

  ゴールデンウィークの初日に益子の陶器市に行ってきた。新作が売れちゃってないってことがままあるので、初日に行く。お気に入りの作家さんたちの新作を、是非とも見たいからだ。
 お気に入りのひとりに毎回毎回「間に合わなかったーっ、明後日なら・・・」と言う作家さんがいて、困ったもんだのクドーさんだ。いつもはちゃんと間に合わせるダグラスさんなのに、今回はかなりお疲れ模様。セルフビルドに精を出しすぎじゃないかと推測しているんだけど、陶器市の準備をはじめようとしたら、大きな仕事がはいって、ダブルブッキング。それで3年越しのわたしの注文は「今夜、金を塗れば仕上がるから明日持ってくる・・・」と約束した翌日、「昨日はとても疲れちゃって・・・」になって4年目に突入。

 友人の好美ちゃんの家に泊まって翌朝、庭にあった人形を「これ欲しい」ともらった。彼女も益子の作家さんです。エプロンに水が入るようになっていて、わたしの野原の花がとても似合う。