ショックだわ。

 帰国した金曜日、幸いなことに東京は寒かった。買ったキリムにリュックから押し出された長袖のシャツを何枚も着込み、フリースは不幸にも必要なくってリュックにくくりつけて家路をたどった。
 枯れ果てていると思っていた植物は再び初夏の時のように新しい花をつけていて、調理していったバジルの跡には雑草が生い茂っていた。雨の跡で土も濡れている。あれから真夏日つづきじゃなかったのですな。
 35度周辺の真夏日に家を出たので、このまま夏掛けで寝たんじゃ風邪をこじらせてしまう。
 は〜布団探しだ。
 自慢できるほどにしまい込むのが得意で、ちょっとの隙間をも拡大してしまいこめる。モンダイはそれからで、リスの脳みそは掛け布団を見つけだすのに往生しました。
 ふ〜。
 土曜日からの連休は、雨が降っても洗濯。タンスの中の衣類は35度の真夏日バージョンのモノばかりだから、旅行に持っていった長袖以外、秋バージョンはないのだ。まずはスーパーに行かねばならぬの衣装探し。
 で、日曜になったら暖かいじゃない。月曜日も半袖で足りるくらい暖かくって、火曜日の東京は、天気予報では夏日だって言ってる。

 で、おかしいのは東京の天気予報だけじゃない。わたしの足が、この一カ月で大きくなっている。旅行に出る前に何の支障もなくはいていたサンダルで歩いて・・・痛い。小指に靴擦れができた。中指もこすれて赤くなってる。
「左は何ともないけど、右足だけ成長したのかなぁ?」って呟いたら、オソージガカリさんに「世間はそう言わない。足が広がったんだ」って。
 で、左目もおかしい。小さな飛蚊症がひとつだけ飛んでいたことは気づいていたけど、ボールペンの試し書きをしたようなぐにょぎゅにょって渦を巻いたような線がある。
 やだなぁ。わたしの目は緑内障になりやすい出目構造なので、今日、病院で検査してきた。
 ら、今度のは飛蚊症じゃなくって「硝子膜が剝がれて浮いてるのが見えてる」なんだって。それは一大事、手術だろうか? どんな治療になるのでしょうか? と問うと「慣れるしかありません」と言われた。加齢症のひとつなんだそうだ。それで、「60代になる人は多いんですよ」と教えられて、再びショック。「センセー、わたしはまだ50代です〜」
「あら! それはちょっと早すぎますわね。でもね、みんな慣れるんですよー」
 留守中に、区の健康診断の結果が届いていた。いろんな数値は枠内だからいいとして。唯一のはみ出し↑印は悪玉コレステロールのLDL。HDLもちょっと上がってるけど。肺ガン検診も受けたら、「古い病変を認めます・・・」が心配ないらしい。