浮上中。

 先週中ごろからつづく頭痛から、あともう少しで解放される。昨日は訪ねたところに無臭タイプの防虫剤があって、あともうちょっとのところで再び撃沈。
 あ〜やっかいだ。防虫剤に無臭タイプを禁じてほしい。
 頭も目も歯も痛いし、効かない頭痛薬を飲み過ぎて胃も気持ち悪くいたところに、叔母から電話があった。
「生きているのがイヤになるくらい気分が悪い。目は乾燥するし、頭も痛いし、肩も凝って眠れないから病院に行きたい。病院の電話番号を調べて・・・」と、SOSだった。
 昨晩、叔父が入浴剤を入れた風呂に入ったら、この世の終わりの気分になったそうだ。
 たぶん彼女も化学物質過敏症なんじゃないかな。電話番号を調べて、家の中から防虫剤と芳香剤を取り出し、窓を開けて扇風機をかけて化学物質を追い出しなさいと助言しておいた。
 花粉症などのアレルギーは体験したことないからその辛さは想像できないけれど、どこにいても付いてくる圧縮機にかけられたような痛みは、頭痛薬がちっとも効かない。原因のわからない痛みと不快感につきまとわれて「死にたい・・・」という叔母の気分はわかる。近所の病院で診てもらったら「来月、70歳になるわたしに更年期障害だって言われた」と怒っていた。
 しかし、だ。ダメなモノはそれぞれ違うので、自分で見つけだすしかないのだ。わたしの場合、防虫剤とドライクリーニングと合板で作ってもらったベッドが悪魔だった。ぜーんぶ処理したら、痛みは消えた。だけど冬物を出すこの季節の変わり目が鬼門。通常の浄化されたカラダなら、少しくらいの悪魔を吸いこんでも平気なんだが、今回はちょっと臨時の吸引があって、許容範囲を超えてしまった。
 家を離れて仕事場ですごすと、少し気分が良くなる。それで夜に家に向かう途中の大根畑のあたりで頭痛が消える。歩いて帰った日もスクーターで帰った日も同じところで痛みが消えた。大根の葉に頭痛を癒すパワーがあるんだろうか? そこには大根だけじゃなく、キャベツとブロッコリーもあるんだけど。それが効くのなら、家の中にキャベツとブロッコリーと大根の葉っぱをばらまきたいものだ。