いざっ!的食料

 ナイロビ経由でわたしのところにやってきたインド製のケロシン・ストーブと、イエメン経由の台湾製ケロシン・ランプを持っている。いつかのお盆で持たされた小さなサイズのロウソクなら、これもたくさんある。
 冬のストーブ用の灯油も、実はまだたっぷり残っている。
 だから、計画停電とか、なにかの緊急時になったなら・・・とココロの準備をしておいたが、幸いにもまだ出動機会はない。
 困ったら食べなさい───と、叔母がくれた乾パンの缶詰に金平糖が入っていた。これはこれは、ポルトガルから伝わった金平糖に、こんなタイミングで出会おうとは。これも、縁ですかね。
 気になって開けて、乾パンを試食したら、とても美味しい。ゴマが利いていて、記憶の中の乾パンとは雲泥の差。サクサクと軽く、手が止まらなくなってしまい、あっという間にひと缶をカラにしてしまった。
 ふた缶もらったので、大丈夫。
 そして、まだ心配ご無用な訳がある。うちにはいざとなったら食べよう的な、賞味期限切れの食品がたくさんあるからだ。
 二年前に買ったイチゴ風味(?)のうどん。どんなときに食べようか思案しているうちに月日が経った。前出の叔母が「お中元ものだけど」と、昨年の暮れにおそうめんをひと箱くれた。いつもらったのか忘れたタイ米も少しある。どうやって食べようか迷ってそのままになった昆布系の食品。香港みやげのポルトガル製のイワシとポークの缶詰。旨いと言っていたが、食べるチャンスを逸している。。乾燥した豆もある。
 恥ずかしくて書けないくらい、もっともっとある。水とライターがあれば、わたしは痩せることはない。冷凍庫にはモロヘイヤがたっぷり仕込まれているが、これは災いが来なくても、夏がくる前に食べておきたい。
↓わたしの花壇で育ちつつあるジャガイモ。生ゴミを埋めているので、植えた覚えのない植物があちこち出てくる。