晴れたらいいな。

 旅行人の発送も終わったので、再び支援物資の準備をします。で、友人が6月の半ばに福島方面に行くというので、どんなものが必要か、様子を聞いてきてもらう予定です。それまでに具体的に支援物資の希望がわかったら、彼のクルマの荷台にのせます。
 実は前回送った支援物資の小学6年生用のドリルを詰めた箱の中に、旅行人のマンガを忍ばせました。R16でしたか? そういうのに引っかからず、彼らのところで元気の素になってくれているとよいのですが。
 泣く子と、なんだったかなぁ? 勝てないっていうけど、最近の雨にも勝てませんねぇ。子どもの頃「雨に濡れてはいけない」と、母はよく言っていた。たしか「雨に放射能が混じっている」というのが、母の説だったような。
 雨は濡れてはいけないモノ───というのが、わたしには埋め込まれている。
 昔々、日本にやってきたドイツ人のイゾルテに「雨が降りそうだから傘を持っていきなよ」と言うと「少しぐらいの雨なら、濡れるのもいいわ」と。傘を持ち歩くのが煩わしいというのも想像にたやすいが、日本の雨はカラダをいつまでも冷やすわ、とわたしは思うのでした。たとえば、旅行中のタイとかインドのように、その後がからっと晴れて・・・ならよいのですが。まあ、それは昔々のエピソードです。
 20数年前、タイのウォシュレットにはホースの先に蛇口が付いているタイプがあって、それは押す手加減が難しかった。バンコクの中央郵便局あたりにあったトイレで、わたしはそれで履いていたズボンを含めてお尻をびしょびしょにしていたが、彼の地ではすぐに乾くので、そんなのへっちゃらだった。
 あ〜だけど、ここんとこずっと降り続く雨で庭仕事ができないでいる。緑のカーテンづくりでゴーヤが人気のようだが、わたしはゴーヤづくりは卒業している。あれは、オソージガカリさんに人気がないのだ。実がなり出すと、食べるのが追いつかない。そうして、実は不気味なほどに真っ赤な口を広げる。正確には中の種が真っ赤なんだけど。
 それでわたしは「パッションフルーツが良い」って、イトコが言うので苗を手に入れたのに、網がちゃんと張れてないでいる。もうタマゴ大の実が数個付いているので、それを鳥から守りたい。だけど、それを雨に阻まれている。
 オソージガカリさんに、子どもの頃のお母さんのように「雨には濡れない方がいいぞ」って言われてる。明日は晴れそうなので、明日になったらわたしのパッションフルーツをお見せしたい。