少しずつ変わっていく。

 朝と晩に、肩をぐるぐる回している。首のあたりの筋肉を鍛えて、弛みを引き締めようという目論見だ。
 で、3週間が経った今朝、そのぐるぐる回しの感触が変わった。利き腕じゃない左肩は回り具合に悪さがあったが、それが突然に左右が同じになったのだ。
 ほ〜、これが3週間の成果というものか。ということで、今日からわたしの首の引き締まりがはじまるのかもしれませぬ。
 もうひとつ、違和感のあった膝小僧ですが、風呂上がりにお肌のかさかさ防止用のクリームをくるくる塗ってふた月ほどが経つ。ひと月ほどたったころから違和感がなくなっていた。ふ〜む、単に違和感が休止しているだけかもしれませんが、とりあえず、今はグッドな状態です。
 少しずつでも、なにかがなるものですな、ということを発見したしだい、という報告です。
 先日、いつもの店で3種類のコーヒー豆を注文して「豆のままで」と告げると、お店の人は復唱して最後に「ペーパー用」って言った。それでいいですか? と尋ねられて「はい」と返事をしたが、寸でのところで「あれ?」っと彼女の誤りに気づいて事なきを得た。
 以前にも「豆のまま」と言ったつもりが「ペーパー用」で渡されて「ありゃ〜!」ってことになって取り替えてもらったことがあるが、ふふふっ・・・こうなるとあのときも、どっちが間違えたかは、不明だな。
 で、渡された豆が「○○と△△と◇◇です」と。はいはい、と返事して受け取ろうとしたわたしに、横にいた店員が「◇◇じゃない、□□よ!」って言ってくれて、このときも事なきを得た。
 それにしても、わたしの注文を担当したわけでもないのにしっかりと聞いていてくれて、あなたはエライっ! ありがとうございます。
 しかーし、問題は彼女たちの間違いじゃない。わたしがちっとも人の言うことを理解せずに返事しているってことだ。これはかなりアブナイ領域に片足を突っ込んだってことだろうか?
 とにもかくにも豆は無事に買えた。そのあとは豆腐屋だ。
おぼろ豆腐湯葉豆腐と油揚げを2枚」と注文して渡された袋の中に湯葉豆腐じゃなくって湯葉が入っている。実はその前の週も同じモノを注文をして、やはり湯葉が入っていた。馴染みの店だったので、しかたがないなと苛立つこともなく幸いなり。
 前の週の間違いは言わずにおいた。そしてその誤りを告げると「ごめんごめん」と言って、湯葉を取り出して、今度は湯葉ひろうすを袋に入れようとする。彼女の手もとを監視していたのですぐに「違うってばぁ〜」で、ようやく湯葉豆腐が袋に収まった。
 たぶんわたしと彼女は同じような年齢だと推測している。そして、家に帰って袋の中に油揚げが3枚入っていた。余分の1枚はオマケなのか、それともわたしはちゃんと3枚分のお金を払っているのか? お金をいくら渡したのか覚えていないのでそのあたりは不明のままだ。
 最近、母と電話で話していても、彼女はわたしの訊くことにはちっとも回答をくれず、しゃべりたいことしか話さない。聞く気がないのか聞こえないのか? そのあたりが謎だったが、少し謎が解けてきた・・・かもしれぬ。