阿佐ヶ谷ロフトではありがとうございました。

 バイクはカラダを傾けた方に曲がる。
 リーンウィズリーンアウト、慣れたらどうってことないことだけど、教習所で初めて指導されたときは「こんな大きなバイク(400ccでした)を傾けるなんて、バカ言ってんじゃないよっ!」っていうくらい怖かった。だけど実際、乗ってみれば、カラダを傾けなければ交差点を曲がれません。
 な〜んだ・・・ってなものでした。
 阿佐ヶ谷ロフトにたくさんの人が集まってくださったこと、かなり感動でありました。久しぶりに顔を見たさいとう克弥さんや宮田さん、おがわかずよしさんとか、会場に昔からの読者を見つけて「無駄話会」を思い出しました。
 思えば、パソコンとプリンターとファクスを手に入れたコトから始まった「遊星通信」で、まさかそれに沿って生きようとは、想像だにしなかった三十代。それがいつのまにか生活の軸になっていて、ここまで来てしまった感が、今はある。これで終わりなほど人生は甘くはなくって、まだまだ生きるために働かねばならぬのだが、ひとまず一区切り。
 人生もカラダを傾けた方向に転がっていくんだな───というのが、人生途中での感想であります。