今年の抱負。

 年はとうに明けてしまって、それでも無事に今年を迎えられたので、遅ればせながらも言っておきたい、明けましておめでとうございます。
 ところで、どっこい、どうもわたしの前頭葉は緩んでいるらしい──ということが昨年末に判明した。
 ふ〜、だわさ。
 田中真知センセイが言っていた。年をとって涙もろくなったり怒りっぽくなるのは、感情をコントロールする前頭葉が機能を失いだしているせい(このあたりの言い回しは、わたしの解釈)らしい。そうかぁ、そのせいかぁ・・・と思い当たる節がよくある。涙もろくはなっていないが、道を歩いていて、お買い物をしていて、近辺を周回しているだけでも、あちこちでアタマにカチコチとぶつかるモノがある。
 郵便局のロビーで大きな声で携帯電話で話すおばさまは、話口調まで下品。それをちっとも注意してくれない郵便局の案内係さん。
 あれを静かにさせてください──とお願いしたが、結局、何も言えない案内係さん。来客に番号札を渡すしか用を足せないのかっ! と大声で電話するおばさまへの怒りより、彼女の無能さに腹が立った。そのあとに行ったドラッグストアでも、順番を無視して接客する私服の店員に「無神経だなっ!」とカチン。白い服を着た薬剤師さん風の彼女たちなら、そんなことしない。もしもされても、きっとこんな風にカチコチとこないだろう。
 イカンっ! こんなことで嫌味を言うまいっ! とレジの前で深呼吸する。やれやれだ。あ〜、自分に疲れるのだ。
 精神的にイカンことなので、対策を考えた。以前、馴染みの豆腐屋でなんども同じミスをされてもぜーんぜん平気だった事例を思い浮かべて、相手と懇意であるかなしかが、どちらに振れるかに多大な影響を与えていることに気づいたんだが・・・。
 これも問題ある。相手がわたしに好意を寄せてくれるかどうかだ?
 まあ、とにかく今は対策練り中の途中なんだが、緩んだ前頭葉を鍛える2012年にするつもりだ。年明け早々、オチも〆もない話で今年が始まってしまって申し訳ありませぬ。