節分だ。

 昨日、豆を用意した。今年は柊とかも買ってみた。特別、訳はない。敢えて言えば、そういうモノを買ってみたいお年頃になってしまったとでもいえましょうか。
 で、今日の出がけに食べようとしたところで「年の数の豆」となって、朝飯食べたばかりだし・・・お腹いっぱいだし・・・年の数の豆が多すぎることに気づきました。そんなに食べたら、一食くらい抜かさねばならぬのでは? 難しいお年頃になってしまったものです。
 もっと単純がいい。もっと食べたいけど・・・年を多めにごまかしちゃえ! くらいの数がいい具合です。
 この頃の通勤路、工事中が多いです。ガス管とか水道管の取り替えで、アスファルトを引っぺがしています。わたしは毎日、大きな荷物を載せたキャリーをがらがら引きずっているので、狭くなった通路が歩きにくいです。まあ、長くても20メートル程度なので、そんなに迷惑でもないが、いちいち大げさに「大変ご迷惑をおかけしています・・・足もとにお気を付け・・・」のご挨拶を聞くのが面倒なだけ。
 電車に乗って「・・・手すりにおつかまり下さい」とか、エスカレーターに乗って「・・・お子様の手を・・・」とか、毎度毎度同じセリフをうんざりするほど聞かされてきて、天の邪鬼なわたしときたら「お節介っ!」とココロの中でいつも毒づいている。
 ふ〜、嫌な性格だね。
 今朝も事務所の近所の小さな路地で「あちら側を、ゆっくりとお歩き下さい」と言われた。クルマが停まっていて、路地の3/4ほどを塞いでいたのだ。足もとが濡れて、寒さのせいで少し氷気味風だった。この程度のことで、いちいち言わんでもいい、とやはり毒づいた・・・ら!
 きゃぁぁぁ・・・凍っていたのね───と後ろで声がした。60代半ばの女性ふたり組のひとりが足を滑らせて、尻もちついていた。ホントだっ! 必要なんだ。しかも、若づくりのお洒落さんの女性が、この程度のことで足を滑らすんだ。
 深く反省した朝でした。もう、毒づきません。明日は我が身だ。