2010-01-01から1年間の記事一覧

呪い。

ミントがばしばし育って、ミョウガもぐんぐん育って、引っこ抜いても引っこ抜いても根性有りのクマザサとドクダミ、新種の草もお目見えで、それはわたしのイメージするところの野原を超えて、単なる野放しの庭だ。 歩くとドクダミとミントとレモンバームと除…

できないこと。

今、忙しいんだ──と告げると、決まって母は「忙しいはね、『ココロを亡くす』って書くんだよ」と、どこかで聞き込んできた正しいお話で得た知識で、わたしを諭す。 わたしが20代とか30代のときに、たびたび言われた。 で、それから時がだいぶ経って、最…

ショータイム。

今日は電車に乗ってお出かけ。 といっても、ちょっと池袋の銀行まで・・・で、ココロ温まるお買い物ではなかった。 でも、日中だったので電車は空いていて、すぐに座れて楽ちん。お隣りに座った若い女性は黒の上下のスーツ。タイトスカートで、就活のリクル…

マンゴーの季節だ。

遠い地のインドが、マンゴーに似ているようにも思えてくるこの時期、もう彼の地ではそのシーズンの峠を越えてしまっただろうか? その昔、メシに胃袋をさくのが惜しいほどにマンゴーを食べまくった日々があった。そしてその幸福な日々は、突如、ハリケーンに…

うちの花束。

お天気の良い日がつづいて庭に花がたくさん咲き、野原度が増している。花の色は黄色ばかりで、それらにも名前があるはずなんだが、タンポポ以外はその名を知らない。露草は知ってる。花はまだだが、増えだしている。これなら畑の野菜もぐんぐん育っているこ…

スズランが咲いて、

ご近所さんの無人販売で買ったスズランが無事に冬を越し、ようやくひとつだけ花を持った。めでたいめでたい。 スズランで思い出す。まだ寒さの残る5月のロシアで、小さな花束を持って街路に立つ老人をいく人も見た。モスクワの地下鉄入口でスズランの小さな…

野原に白い花を。

春先に採れるキャベツが好きだ。それで近所のなじみの畑でひと月ほど前に「そろそろどうですか?」って訊いて、「初物だよ」っていわれて、時期早々だったキャベツをひとつだけわけてもらった。甘くて柔らかくて、毎年そこの春キャベツを楽しみにしている。 …

また、遠くなった。

ゴールド免許を失って復活を望んでいたのに、懲りないわたしはまた罪を犯してしまった。悪いのはわたしで、まあ、みずからそれを蹴飛ばしたようなもんなんだが。前回は踏切で一時停止をしなくって7000円の罰則金。今回も同額を覚悟したが、6000円だ…

復活できるか?

わたしは生まれてこの方、母に誉められたことのない哀しい娘だ。たとえば「今日は顔色がいいね・・・」程度のことでさえ、わたしの記憶にはない。 それは娘を思えば、どんな顔色であろうと心配の素なのだろうか? そのあたりの母ゴコロは、母ではないわたし…

地上のマーメイド

早くて早くて、鈍足のわたしは追いつけません。というか、置いてきぼりですな、まったくもって。 正月に起きた事件の後始末は未知の世界で、う〜む、と眉間にしわを寄せているまに、おやまぁもう3月が終わるじゃありませんか。あと4〜5回ため息ついて空を…

音痴のお経。

わたしの音痴は父譲りで、音痴の本家のその父が歌うと母は「お父さんの歌は念仏みたいだね」と言って調子っぱずれの父の歌をいつも笑った。 ちなみにわたしの母の歌唱力は彼女の自慢のひとつで「バスガイドさんに誉められた・・・」と町内会や婦人会などで行…

羨ましいヒト。

母に電話をすると、「あ〜忙しい、これから通夜がある葬式もある・・・」と、わが実家周辺では正月からというもの、訃報が相次いでいる。 先週は53歳のご近所さんが突然に逝って、「明日は友引だから通夜を急がねば、あ〜忙しい・・・」と。 53歳のご近所…

壊れていく。

反省するを辞めると決め、今年に入ってからというものココロが努力を拒否しだした。 大丈夫だろうか? 数日前、近所の郵便局で「落としましたよ」と言って財布を手渡された。座って順番待ちをしていて立ち上がった際に落としたようだ。ありがたやありがたや…

あけましておめでとうございます。

体内に数日前のモノがたくさん残っていてお腹が張る。そんなわけで、たくさんの昨年を引きずったまま、2010年を始めてしまった。この欄も暮れに書きかけたまま今年に持ち越してしまって、写真も2009年です。昨年をしっかり終えてから2010年を始…